ヘアカラーの功罪

ようやく緊急事態宣言が解除となりました。美容師という仕事柄、歩いていても擦れ違う方の髪に目がいくのですが、日韓のアイドルの方々のヘアスタイルを真似るのか、ブラウンや栗毛ではなく、かなりカラフルな色の若い方が目につきます。ヘアカラーをお勧めする側の私ではありますが、頭皮の赤みや艶のない髪をしている方も多く、更にインナーカラーも流行していること喪有り、お洒落は楽しんで頂きたいのですが、頭皮が炎症を起こしたり、フケが沢山出て来ては、本当のお洒落な方ではないようにも思います。

頭皮を鉢植えでいうところの栄養豊富な土壌に例えると、カラフルなへアカラーを繰り返した頭皮は、栄養も水分もない種を植えても、双葉が出て、すぐに枯れてしまう土のように思います。

当然のことながら、カラー剤で炎症を起こした頭皮は、色合いが薄れて来ても、直ぐにカラーをしてはいけませんよ。 引越しをされたお客様が、後日、連絡を頂き、近くの美容室でヘアカラーをしたところ、施術中に頭皮が痛いという話を伺うことがあります。ヘアカラーの品質は、日々、進歩していますが、全く髪にダメージの無いカラー剤は無いと思います。今一度、これからカラフルなヘアカラーを試みたいと思っておられる方は、美容室で自分はヘアカラーをしてもアレルギー反応がでないかどうか、パッチテストをお願いしてみて下さい。もしも、そんなことは必要無いから、すぐにヘアカラーをしましょうという店舗ならば、なさらないほうが賢明と思います。頭皮のトラブルでお悩みの方はtel:03-3260-3803